
10月15日(日)はJAZZ ON TOP ACT Ⅲさんにて
vocal 清水ひろみさん
bass 神田芳郎さん
とのライブでした。
お聴きいただき誠にありがとうございました。
「探求のDuo」
として、清水ひろみさんと神田芳郎さんはデュオで演奏されておられますが、そこに、piano&vocalとして私も加わらせていただきました。
ひろみさんの歌にハモりをしたり、輪唱法を取り入れたり、それぞれのキーで歌ったり、楽器ソロ部分では詩の朗読があったり、とても新鮮で充実した時間でありました★★★
今回はピアノとベースが伴奏する形でしたので、主にピアノを弾いたような印象でしたが、私は自身が弾いて唄うので、常にリーダーの立場になるので、このような大変な貴重な経験を積ませていただけたことに感謝の念でありました。
元来はリーダーよりサイドメンに徹する方が向いているのかもしれません。
そして、自分も唄うため、シンガーの方がどう歌われるのか、どんなスペースにどんな音があれば歌がさらにスムーズになるのか、そんなことを頭をフル回転させながらピアノを弾きました。
私は、この数十年の音楽活動の中で、2回ほど立って歌ったことがございますが、いずれも、素晴らしいピアニストの方の伴奏でありましたが、なにかが違う、といった違和感を感じた記憶が鮮明に残っております。その経験から、自分以外の方の歌の伴奏をすることに対する責任の重さを感じ、長い間やらずにひたすらに弾き語りに徹して参りました。
世のシンガーの方々は、そういった諸々の大変なことをお感じになりながら、リーダーとして前に立ち、場を仕切り、MCで場を和ませ、良い空気感を作り上げていかれます。
歌伴、歌伴と言いますが、シンガーの方々の仕事量の多さ、またそれが多岐に渡ること等、頭の下がる想いを抱かずにはおられません。
この日、When October Goesを演奏致しました。
日頃、移動の車内などで清水ひろみさんのユニット、「The Sky Gate」のアルバムを高い頻度で聴いております。そして、ひろみさんと神田さんの「探求のDuo」も数回ライブにて拝聴しており、ひろみさんはこんな風に情景を歌い綴られるのではないだろうかと、思い巡らせて臨みました。
この楽曲と、小さな秋という楽曲をセットでお聴きいただくという名案だったのですが、
込み上げてくる感情とひろみさんの景色の見える歌唱に感動を覚えながら一心不乱にピアノを弾きました。
これを書いている今ですらまだ、清水ひろみというシンガーの唄うこの楽曲の情景が忘れられずにいます。
piano&vocalである自分が、この楽曲のピアノを昨夜のあの場で弾かせていただけたことに、感謝と共に、気付きを得られた一曲でありました。
そして、ハモりで参加したBei Mir Bist Du Schonでは、お客様からの手拍子もあり、華やかに楽しくお聴きいただけた一曲となりました。
Autumn In New YorkやAutumn LeavesやCry Me A RiverやStar Dustなども秀逸でありました。
秋の夜長、というタイトルのライブでしたから、そこに照準を合わせた秋の情景の見える歌唱を展開されたのかもしれませんが、ピアノがサクサクと進む歌唱、歌唱を聴きながらこちらまで気持ち良くピアノを弾かせていただける、そんな昨夜のライブでした★★★
bassの神田さんとは、昨年だったか、、、三宮のあるイベントでご一緒させていただいて以来の共演となりました。
清水ひろみさんの歌唱を、野太く、時に優しく寄り添うような、そんな演奏で支えるさすがのプレイでした★★★
私は相も変わらず、一曲だけ、インストでstridepiano楽曲を。この道はこれからもずっとずっと邁進致します。
september in the rainやseptember songなども本当に久方ぶりに弾いて歌わせていただきました。昔はこのような楽曲をよく演奏したものですが、今の私はリクエストでもなければこういった楽曲を演奏しませんから。これもまた貴重な演奏となりました。
シンガーを支え、寄り添うピアノがもっともっと弾けるように、自身はさらに歌も鍛練重ね(そうすればきっとシンガーさんのお考えもお気持ちも理解できるはず)、もちろんピアノも猛烈に精進する腹をくくりまくった帰路でありました。
景色の、情景の見える歌唱
これはたまらない。こんな素晴らしいことはない。ほんとに。
貴重な経験を積ませていただき誠にありがとうございました。
私は歌が好きだなぁ、と、心底感じたライブでもありました。歌って素晴らしい。歌のない人生なんて考えられないくらいに歌が好きだ★★★しかも情景の見える歌唱をするシンガーの歌がたまらなく好きだ★★★
あー、楽しかった★★★