4月1日㈮はM’s Hallにて、Swingin’ Hot Jazz BandのDuoバージョンということで、bass佐々木研太さんと演奏致しました。お越しくださいました皆様、誠にありがとうございました!

研太さんとのDuoはこれまた7,8年くらい前以来でした。当時とは演奏内容がガラッと変わったと思いますが、じっくりとゆったりとした暖かみのあるDuoだったと感じています。

もちろんbass佐々木研太さんのおかげであります。派手なパフォーマンスはされません。しかしDuoであれTrioであれ、bassという立場からバンドを俯瞰してしっかりとじっくりとまさに燻し銀のごとく牽引される、出過ぎず引っ込み過ぎず、最高に心地良く、要所は確実に押さえて、深いポイントでもって演奏される佐々木研太さんです。以前からそんな演奏をされますが、この日はDuoということもあり、研太さんの音を目一杯浴びて、さらに強く深く広く大きく進化されているものを毛穴レベルで感じた次第です。

私自身も、力の抜けた、ゆったりとした空気感でアンニュイな雰囲気でもって、bassのビートや選択される音にすべて委ねながら、自由に弾き、歌い、bassの演奏に対しても反応できたように感じています。

この日はお客様が静かで、どうしてかしら?と思っていましたら、終演と同時に賛辞が。ありがとうございます。

とても良いDuoだったと感じています。

いろんなものが見えたり感じたりしてしまうので、雑念を封じ、信頼し委ね、またありのままを受け入れ反応する状態に自分を持っていくことは私には難題なのですが、ご共演頂いてきた中で途切れることなく揺るぎない信頼を抱いている佐々木研太さんとのDuoは、心も頭の中も無の状態で、ただひたすらに音楽をやれる環境なのだと思います。

Take me out to the ball gameをstride弾き語りとbassで演奏しましたが、お客様からお声上がり嬉しく感じました。

Slow boat to chinaでは1コーラス、研太さんのbassと歌、という、2beatやstrideやragtimeなどのtradの世界を追究する中ですっかり忘れていた普通の演奏パターンを投入しましたが、なんて歌いやすいことだろうか、歌が勝手にスイングします、研太さんのbassに乗っかると途端に。若々しい、はつらつとしたまだ青みの方が強いスイングではなく、腰の据わった大人なスイングです。いやぁ、本当に良いライブだったと思います。

良いライブというのは、いろんな形、いろんな表情がありますね。ワイワイ盛り上がるもの、新しい試みでの緊張の中にも楽しさのあるもの、各人の技術や持てる力により唸らせるもの、静かで落ち着いた中にも見事な音の絡み合いのあるもの、、、今年に入ってからは、様々な形のいわゆる良いライブを経験させていただけていることに、とても嬉しい気持ちと有難い気持ちで身も心も満タンです。

次回このDuoは、

7月22日㈮ M’s Hallにて。

自信をもってご案内致します。ぜひご一聴ください。

本当にありがとうございました!!

最近、視力の不具合極まりなく演奏中眼鏡をかけたりしています。ロッテンマイヤーさんみたいな感じの眼鏡が欲しいんですが、、、衣装や眼鏡等々、探す時間を作り出すのがどうにも苦手です。。。トホホ。

コメントを残す

Your email address will not be published.