3月19日は最後のマーシーオーガモンでのデュオでした。
ご来場いただき誠にありがとうございました。
とても楽しゅうございました。
ミュージシャンをいつも励ましてくださり、また、お心遣いもいただき、分け隔てなく真摯に接してくださるマスターに、そしてマーシーオーガモンというお店に、本当に永らくお世話になりました。ありがとうございました。
この日は、朝起きた時から、なんだか悲しく、寂しく、身体に力の入らないような状態でした。なんとか準備を整え、身体も指も声も整え、現場に向かいました。
西九条駅は相変わらず、アメリカンパトロールが流れ、お店までのいつもの道もなんら変わらず、あー、もうここに来ることはないんだ、、、などと思いながらテクテク歩き、いつも早く入りすぎる私は、お店に着いたけどまだ開いてなくて、コンビニで肉まんとコーヒーを食しながら、、、始まらんといてほしい、だって始まったら終わるんやから、、、などとアホみたいなことを思いながら、、、
guitar四方氏との出会いは、私が彼をヘッドハントしたことから始まります。それがなければ、自然発生的には今もつながっていなかったことでしょう。
この方の、心や芯が、見たこともない聴いたこともないけど、私には感じ取られて、勇気をもってオファー致しました。
誰や?弾き語り?吉田?は?
と思われたことでしょう。
それからわりと長い歳月、定期的に演奏して参りました。
私がはっきりと舵をジャズの原点に切った時からは、時に、演奏する楽曲に悩んだり、どこを向いて演奏するのかを迷ったりしたこともありましたが、
そんなケチな悩みは、現場にて四方氏と音を出せば吹き飛びました。
どのジャンル、どの音選び、テンションコード、、、もっと難しい音使わなければ、、、
いつもの泉州弁で表現致しますれば
「んなもん、カンケーあれへんがな」
(笑)
音楽をやるだけ。
ジャズをやるだけ。
出た音に反応するだけ。
しかも自分の今日のその日の力(日常の様々なものを抱えながら)で表現するだけ。
なんてシンプルな。
いつだってそうだ。人生はきっとシンプルで、難しく複雑にしているのは己の感情なのだ。己自身なのだ。
そうして、現場で相手との格闘的?ケンカはしてないけれど、そういう熱いやり取りしていると、それは聴いてくださっている方々に届き響くのですよね。
こんなことができるのは、guitar四方裕介氏の、心根の清さ、潔さ、1点の曇りもない澄んだ音楽への情熱、懸命さ、真摯な姿勢、そして揺らぎない彼の技術、表現者としての矜持、こういったもの全てを、相手を見て変えたりすることなく、出し惜しみなく臨んでくださるからに他なりません。
たくさんいます、相手を見て態度や諸々を変える人間。それが普通で、それが世の中なのでしょう。それが人間なのでしょうけれど。
毎度ですが、とてつもなく楽しゅうございました。
はい、これを書いている今も、なぜ最後だったのか、、、と、またまたアホなことを思いながらおります。
マーシーオーガモンでのguitar四方裕介氏とのデュオが、とても好きでした。とても幸せで、とても佳い時間でした。ありがとうございます。
この日の演奏終了後、四方氏から
とあるお言葉を。
単細胞な私のことは
なんでもお見通しなguitar四方氏。
一山乗り越えたら何か身に付きそうな気がしている真っ最中です。
エエことやがな(笑)
この日「も」良き夜でした。
モナ・リザなんて四方氏と演奏してみましたが、佳曲でしかないです。
このデュオは、しばらく予定はないのですが、タイミングが訪れましたら必ずや演奏致しますので、その際は更に日々を真摯に送りパワーアップしたデュオでお楽しみいただきます!!
乞うご期待。
ありがとうございました!!
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